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SUBCISION
肌の影には、理由がある。
肌トラブルが去ったあとには、ときにくぼんだ痕跡が残る。光を受けるたびにひときわ深く見え、角度によっては顔の質感さえ違って見える痕跡。私たちはそれを「凹んだ傷跡」と呼ぶ。しかし、目に見える深さが、いつも問題の出発点とは限らない。肌の下では、線維性の組織が周囲の組織と癒着し、表面を下へと引っ張っているのかもしれない。だとすれば、この肌に必要なのは、何かで空いた場所を埋めることよりも、下へと向かう力から肌を解き放つことなのかもしれない。
傷跡は、表面だけでつくられるものではない。肌の内側で炎症と回復が繰り返される過程で生じた線維性の組織が、下の組織と強く癒着すると、そのつながりが肌を下へと引っ張り続けることがある。だから、同じ深さに見える傷跡でも、肌の下の状態は異なる場合がある。表面に残った形だけを見るのか、その形をつくり出した見えない力まで見るのか。治療の方向性は、その視点によって変わる。
見えているのは凹み、隠れているのは引きつれ。
ときには、足す前に、つながりを断つ必要がある。
サブシジョンが行うことは、意外なほど明快である。針やカニューレを用いて傷跡の下へアプローチし、肌をつなぎとめている線維性の癒着を物理的に切り離す。下へ引っ張っていたつながりがゆるむと、陥没した肌が持ち上がるための空間が生まれる。何かを足して高さをつくるのとは、まったく異なるアプローチである。サブシジョンは、結果の形を先につくるのではない。肌がふたたび持ち上がれるよう、その道をふさいでいたつながりからほどいていく。
癒着がほどけたあとも、さらに治療が必要な傷跡がある。すでに組織の欠損が生じている部分にはボリュームを補うアプローチが必要になることがあり、粗いキメや境目が残っている場合には、レーザーやRFなどを用いた表面のリモデリングを検討できる。だから傷跡の治療とは、ひとつの強力な施術を探すことではない。下では癒着をほどき、くぼんだところには必要なものを補い、表面では質感を整える。それぞれ異なる問題に、それぞれ異なる役割を配置すること。傷跡がいくつもの層でつくられたのなら、治療もまた、いくつもの層で行われるべきである。
ひとつの傷跡にも、いくつもの答えが必要である。
まずほどいてこそ、次の治療が意味を持つ。
PAGE LABにおいてサブシジョンは、傷跡治療にひとつの施術を追加するという考え方ではない。肌の下の癒着が傷跡をつなぎとめ続けているのなら、何を満たし、どのようなエネルギーを届けるかを考える前に、まずその力をほどく。そして癒着がほどけた場所で、必要なボリュームと肌表面の治療へとつなげていく。サブシジョンをひとつの結果で終わらせるのではなく、次の治療がきちんと役割を果たせるよう、傷跡の条件を先に変えること。PAGE LABにとってサブシジョンは、傷跡治療の終わりではなく、治療の順序をひらくプロセスに近い。
傷跡治療の方向性を見いだす組み合わせ
広くなだらかに凹んだ傷跡が、繰り返し目につくとき
ローリング型の傷跡は、肌の下の線維性の癒着が表面を引っ張ることで、起伏をつくることがある。サブシジョンで肌をつなぎとめているつながりをまずほどいたうえで、コラーゲンのリモデリングをあわせて促し、より自然でなめらかな肌の変化へと導いていく。
相乗効果のご提案深い陥没とともに、肌そのものの回復力にも物足りなさを感じるとき
古い傷跡は、癒着だけでなく周囲の肌のコンディションまであわせて見る必要がある。サブシジョンで下への引きつれをまず解除し、コラーゲンと肌の再生のためのアプローチを加えて、凹んだ痕跡とその周囲の肌をあわせてケアする。
相乗効果のご提案凹みと粗いキメの両方が気になるとき
傷跡には、下へ引っ張る癒着と、表面の不規則な質感がともに残っていることもある。サブシジョンで肌の下のつながりをほどき、キメと傷跡の表面のためのリモデリングを加えて、異なる層に残った痕跡をあわせてケアする。
相乗効果のご提案