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頭皮にも、ボトックスは必要だろうか。
顔のボトックスは、なじみ深い。くり返し動き、とりわけ力が入りやすい筋肉の緊張をやわらげること。ところが、髪の下にも絶えず動いている筋肉がある。ふだんはほとんど意識しないが、そこもまた緊張し、力を使っている。頭皮ボトックスは、この見えない力に着目する。髪を直接変えるのではなく、その下で起きていることに目を向ける。髪へのまなざしが、もう一段深くなる。
髪の下にも、力はたまっていく。
頭皮の緊張は、目には見えにくい。けれど力が長くとどまると、頭皮はこわばり、血流にも影響を与えることがある。過度に緊張した筋肉の力をやわらげ、より楽な状態へ。ここから、興味深い変化が続く。力が変われば、流れも変わりうるということ。
流れは、毛包へと向かう。
毛包まで酸素と栄養を運ぶには、血液の流れが重要だ。だから筋肉の緊張をやわらげることは、単に力を抜くだけでは終わらない。血流がよりスムーズになれば、毛包へとつながる酸素と栄養の供給にも、前向きな変化が期待できる。筋肉から始まり、毛包へ向かう流れまで。頭皮ボトックスの役割は、思っているよりも一層深い。
髪は、その流れの上で育つ。
一本の髪が育つあいだ、その下ではずっと多くのことが起きている。酸素が届き、栄養が運ばれ、毛包は自らの時間を刻み続ける。今日ケアしたからといって、明日急に変わるわけではない。一本の髪が伸びて目に見えるまでには、時間が必要だ。だからPAGE LABは、目先の変化だけを急がない。今日見える一本よりも、これから育っていく時間を考える。
見えないものから、読み解くこと。
私たちが最終的に見たいのは、健やかに力強く伸びる髪である。けれど、それより先に動いているものがある。頭皮を引っぱる力、その下を通る流れ、そして髪が育っていく時間。PAGE LABは、そのプロセスをひとつずつ見つめる。目に見える結果だけを追うのではなく、その結果をつくっていく条件まで。よい一本には、それより先に過ごしてきた時間がある。